最近流行りのスパイスカレー。
スパイスだけで作るので、ヘルシーで美味しいんですよね。
けれど自分でスパイスカレーを作ると、味が薄く感じる方が多いのではないでしょうか?
市販のルウで作るカレーに比べると、あれ?スパイシーだけどなんか足りない?ってなっちゃうんです。

けれどスパイスカレーの味が薄い時って、何を足せばいいんだろう?
そんな時おススメの追加食材を知っていれば、パパっと美味しいスパイスカレーが作れそうですよね!
今回はスパイスカレーの味が薄い原因、味が薄い場合の追加食材について紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
スパイスカレーの味が薄い原因は?


そもそもスパイスカレーの味が薄く感じる原因って何でしょうか?
それはズバリ「塩分」です!



えっ?お塩ってこと?
市販のカレールウは、最初から「カレー」専門に改良がされており塩分も調整済です。
カレールーを入れるだけで美味しいカレーができるのは、ルウの中にたっぷりと塩分が含まれているからなんです。
で、一方のスパイスカレーに使う様々なスパイス。
こちらはカレー以外の用途にも使用できるため、カレー用の為だけに最初から塩分の調整がされていないんです。
だから塩分が全く含まれていないスパイスだけを使ったカレーだと、塩気がなく味が薄く感じてしまうんですね。
なのでスパイスカレーで使用する「スパイス」の役割は、香りや辛味を担当していると考えた方がいいです。
スパイシーさや辛味はスパイスで調整できますが、「塩分」の調整をしないと味の薄いカレーを作ってしまうことになります。
なのでちょっとスパイスカレーの味が薄いなと感じたら、まずはお塩を入れてみてください。



それだけでぐんと味が引き締まって、美味しく感じると思いますよ。
けれど味を調整するために、「塩分」ばかりを入れたらしょっぱくなるだけですよね。
そこで大切になってくるのが、スパイスカレーの味をさらに引き立たせる隠し味です。
塩分を足してもまだ何かが足りないって時には、もう少し食材を足すだけで美味しくなりますよ。
続いては、スパイスカレーをさらに美味しくする具体的な食材を見ていきましょう!
スパイスカレーの味が薄い場合の隠し味や追加食材(調理中)


ではまずは、スパイスカレーの調理中に味が薄いと思った時に、追加できる隠し味をご紹介しますね。
- 塩
- 鶏ガラスープの素
- コンソメ
- ウスターソース
- 味噌
- 生クリーム・バター・牛乳
- ヨーグルト
- ココナッツミルク
- トマトの水煮缶を煮詰めたもの
- 炒めた玉ねぎ
- アーモンドパウダー
- ニンニクのすりおろし
- 生姜のすりおろし
- ハチミツ
- リンゴやバナナ・パイナップルのすりおろし
- ジャム(あんず・マーマレード・マンゴー等)
- チョコレート
- 鷹の爪
- レッドチリパウダー
- ジンジャーパウダー
- 胡椒
塩気が足りない場合
塩気が足りない場合、まずは少しお塩を入れてみましょう。
けれどあまりに塩をたくさん入れると、ただのしょっぱいカレーになってしまいます。



塩気と一緒にコクも出せる食材も、加えたいですよね。
塩気と同時に味に深みも出したいのであれば、鶏がらスープの素やコンソメを入れるのがおすすめです。
チキンカレーやキーマカレー、シーフードカレーなどどのカレーにも合いますよ。
特にチキンを使ったカレーの場合は、鶏がらスープの素を入れるといいですね。
またウスターソースも、よくカレーに入れる調味料の一つです。
野菜やフルーツの旨味が凝縮されているので、スパイスカレーにもピッタリですよ。
それ以外にも、実はスパイスカレーの隠し味になるのが味噌。



えっ!お味噌!?
実は味噌の塩気が、いい感じにカレーにコクを出してくれます。
通常のルーを使ったカレーに入れても、美味しく仕上がりますよ。
もちろん入れすぎは禁物。
少しずつ味を見つつ、加えてみてくださいね。
コクが足りない場合
塩気はいいけれど、何か味に深みが足りない…
そんな時には、コクが出る隠し味がおすすめです。
生クリームやバター、牛乳などの乳製品は、カレーをマイルドにするとともに味にコクを出してくれますよ。
ヨーグルトを加えるのも、さっぱりしたカレーに仕上げるにはいいですね。
ココナッツミルクは、カレーによく用いられる食材です。
好きな人はココナッツミルクを加えるだけで、一気にアジアン風のカレーになるのでおすすめですよ。



ココナッツミルクのカレーは、スパイシーなのにマイルドなので私も大好きです!
もしスパイスカレーに、もともと玉ねぎやトマトを入れていない場合。
そんな時には少し手間はかかりますが、玉ねぎのみじん切りやトマトの水煮をしっかりと炒めて、水分を飛ばしたものを入れるとぐんと味が引き立ちます。
そのまま入れてしまうと水っぽくなったり、玉ねぎの食感が残ってしまうので、しっかりと加える前に炒めるのがポイント。
特に玉ねぎは、できれば飴色になるまで炒めるか、もしくは軽く焦げ目がつくくらいまで揚げ焼きの様にすると、甘みが出て美味しいですよ。
あと一つ、もし家にあったら試してほしいのがアーモンドパウダーを入れること!
実はスパイスカレーを作る時に、カシューナッツペーストを使うことがよくあるのですが、なかなか自宅にカシューナッツなんてないですよね。
けれどそれと同じようなお味で、しっかりとカレーにコクと甘みを加えてくれるのがアーモンドパウダーなんです。
入れすぎるとドロドロになってしまいますが、少し隠し味程度に入れると一気に本場のカレーっぽくなりますよ。



我が家では、普通のカレーを作る時にもよく入れるので、冷凍庫で常備しています
本格的なスパイスカレーを作りたい人は、ぜひお試しくださいね^^
甘みが足りない場合
味見をしたら、スパイシー過ぎて辛いのはいいけれど、ちょっと甘みが欲しいなって言う場合。
そんな時には、やっぱりハチミツやジャムなどの甘みの濃い食材を加えるのがおすすめです。
よくカレーの材料としてマンゴーチャッツネというものが売られていますが、特になければ冷蔵庫に入っているジャムで十分です。
また果物がある場合は、すりおろして加えるのもいいですね。
フルーティーさが加わって、スパイシーなカレーが食べやすくなりますよ。
チョコレートを少し加えるのも、甘みが足りない時にはおすすめです。
ただし入れすぎると、かなり甘くなってしまうので1かけ2かけくらいで様子を見るようにしてくださいね。



1度甘すぎるカレーになってしまうと、なかなか修正が難しいので気をつけてくださいね
辛味が足りない場合
スパイスの風味はあるけれど、辛さが足りないという場合。
そんな時には、辛味のある調味料を入れるしかありません。
一味唐辛子やレッドチリは、あまり風味がなく辛味だけを追加できるので1番おすすめです。
またジンジャーパウダーも、少し生姜っぽい風味でさっぱりするので、カレーの味を引き締めたい時にはいいですよ。
胡椒も辛味をつけるには、ピッタリの調味料です。
ただし塩コショウが一緒になっているものを入れてしまうと、同時に塩っ辛くなってしまうので注意してください。



必ず辛味を加える時には、胡椒だけのものを追加してくださいね
スパイスカレーの味が薄い場合の隠し味や追加食材(調理後)


ご紹介した食材を用いれば、味の薄さはだいぶ改善されているかと思います。
けれどもしあなたが今、もうスパイスカレーを完成してしまってお皿に盛った後なら、さすがにお鍋に戻してもう一度隠し味…とはいかないですよね^^;



お皿に盛っちゃったけど、この薄いカレーを何とか美味しく食べたい…
塩気が足りないだけなら、とりあえず塩を振って味を見てみるといいと思います。
それでも何かが足りない場合には、ちょこっとトッピングで味を変えてみましょう。
そんな完成したスパイスカレーの味が薄い場合や何かが足りない場合にも、追加できる食材があるのでお伝えしますね。
- 粉チーズ
- 溶けるチーズ
- ココナッツミルク
- 生クリーム
- フライドオニオン
- フライドベーコン
- 一味唐辛子
- アウトドアスパイス ほりにし
出来上がってしまった後なので、なかなか調味料を加えるというのは難しいですよね。
なので1番おすすめなのは、少し塩気があってしかもコクも出る粉チーズ!
熱いカレーにかけると、少し溶けてすぐに混ざって美味しいですよ。
また溶けるチーズ(ピザチーズ)も、熱い中に入れてしまえば、溶けてコクがでるのでおすすめ!



子供用のカレーにも、ピッタリですよねここにテキストを入力
生クリームやココナッツミルクは、少しカレーに垂らすだけでマイルドさが加わります。
入れすぎるのはNGですが、たらりと一周かけるくらいならとっても美味しくなりますよ。
またフライドオニオンやフライドベーコンなどは、塩気と同時に食感も加わります。
何かカレーが味気ない、物足りないなっていう時にはピッタリ。
カレーではなくご飯にトッピングしてもいいですね。
そして最後におすすめしたいのが、我が家のカレーには欠かせないこちらの調味料。


『アウトドアスパイス ほりにし』です。
なにそれ?って思われたかと思うのですが、このほりにしがすっごく美味しいんです。
我が家には常に常備されていて、カレーはもちろん肉にも魚にも野菜にも、果てには白ご飯にもかけて食べるくらいにお気に入りのスパイスなんです。


amazonや楽天の口コミを見てもらっても、とにかく美味しいってことがわかってもらえると思います。
そんな『アウトドアスパイス ほりにし』、いったい何が入っているのかというとこの通り。


- ガーリック
- 黒コショウ
- レッドベルペッパー
- パプリカ
- オニオン
- 赤トウガラシ
- 陳皮
- ジンジャー
- バジル
- オレガノ
- マジョラム
- ローズマリー
- ローレル
- セロリーシード
スパイスカレーにも使っているスパイスがたっぷり!
しかも辛味はそこまでないので、子供でも平気です。
ほりにしだけで食べてもカレーの風味はしないのですが、これがスパイスカレーに入れたら本当に合うんです。
塩気とスパイシーさとコクとが、すべて追加される感じですね。
もしスパイスカレーをよく作るけど、なかなか味が決まらない…って悩んでいるなら、ぜひほりにしを1本常備しておくのがおすすめですよ(笑)


スパイスカレーおすすめレシピ
最後に、スパイスカレーの人気おすすめレシピをご紹介しますね。
まだこれ!っていうスパイスカレーのレシピに出会えていない人は、ぜひ参考にしてみてください。
チキンとブロッコリーのカレー
玉ねぎに人参、ブロッコリーと野菜をたっぷり使ったカレーです。
前もって玉ねぎと人参をフードプロセッサーでペースト状にしてから加えるので、口にも残らずサラッとしたカレーに仕上がりますよ。
分量が辛めの配合なので、好みによって辛味を調節してみてくださいね。
エビとトマトのスパイスミルクカレー
エビとトマトのカレーは、赤い中にピーマンの緑が生えてとってもオシャレ。
牛乳もたっぷり入っているので、とってもマイルドで子供でも食べられるカレーですよ。
トマト多めでさっぱりなので、何倍でも食べれちゃいますね。
バターチキンカレー
こちらはカシューナッツとお水をペースト状にして加える、本格的なスパイスカレー。
先ほども書いたのですが、カシューナッツペーストを入れるだけで味がとってもマイルドになって美味しいんです。
けれど代わりにアーモンドパウダーを使うのもおすすめですよ。
バターと生クリームも加えて、とってもクリーミーで濃厚なスパイスカレーです。
ほうれん草のスパイスカレー
カレー専門店でよく見る、あの緑色のほうれん草カレー。
実は自宅でも作れてしまうんですよ。
茹でたほうれん草をミキサーで攪拌して加えるだけなので、実はとっても簡単なんです。
ほうれん草の甘みと、スパイスの複雑な味がからみあって、何ともいえない美味しさになります。
普通のスパイスカレーに飽きたら、ぜひチャレンジしてくださいね。
スパイスカレー 味が薄い時の隠し味 まとめ
スパイスカレーの味が薄い時の隠し味や、おすすめレシピをお伝えしました。
本当にスパイスカレーって奥が深いですよね!
なかなか毎回同じ味にはならないし、これだっ!って味付けを見つけるのに時間がかかるかもしれません。
けれどまずは「作りたいカレー」をはっきりさせて、必要な材料を揃えましょう。
スパイスはあくまで「香り」ですが、塩分や食材が合わさることで美味しいカレーを作ることができます。



スパイスカレーは「食材」そのものを活かすことを頭に入れて、味が薄いスパイスカレーとおさらばしましょうね!
スパイスカレーの味が薄いと困っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
普通のカレーに入れたい、プロ直伝の隠し味はこちら!


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