ハワイ島へ行ったら、5歳の息子が絶対にみたいと言っていたのが『火山のマグマ!』
溶岩がどろどろと赤く溶けて流れる様子を見たいと、ハワイへ行く前から言っていました。
そんな息子のために、今回のハワイ島旅行では空からと陸からの両方でキラウェア火山観光をしてきましたよ。
今の時期(2019年2月)は真っ赤な溶岩を見ることはできませんでしたが、キラウェア火山を観光することで地球の偉大さや自然の力の怖さを間近に感じることができました。
この記事では、そんなキラウェア火山国立公園の陸からの観光の様子をお伝えしたいと思います。
キラウェア火山のヘリツアーでの様子はこちらにまとめています。
https://mainichi-rainbow.com/hawaii-helicopter
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ハワイ島キラウェア火山国立公園の観光
今回我が家はレンタカーなどは借りずに、海外現地ツアー予約サイトのベルトラでガイド付きの1日チャーターツアーを予約しました。
その中でガイドさんにキラウェア火山国立公園まで連れて行ってもらい、いろいろと案内してもらいました。
午前中はヒロの街中の観光をして、お昼ご飯を食べて午後2時前にハワイ火山国立公園へ到着。
キラウェア火山国立公園は入山料が必要なので、入り口で支払います。(ガイドさんの分は不要でした)
このようなパンフレットをもらって、中へ入ります。
公園内での行き先は、すべてガイドさんにお任せしました。
帰る時間と、後はチェーンオブ・クレーターズ・ロードを車で下りたいということだけは伝えていたので、それ以外の予定はすべてお任せです。
スチーム・ベント
まず公園内に入って1番目に向かったのは、こちらのスチーム・ベントと呼ばれる場所です。
駐車場には車がたくさん停まっています。
道路沿いも駐車スペースになっていて、大きな車もきれいに縦列駐車されていました。
こちらのスチーム・ベントは大地に浸みこんだ雨水が火山の熱によって、水蒸気として噴出されているのを見られる場所です。
あちらこちらでこのように柵があり、その中の穴から白い煙がもくもくと上がっています。
けっこうすごい勢いで上がってきているうえに、かなり熱い湯気のような蒸気です。
なので写真を撮ろうとのぞき込んだ瞬間に、風向きが変わると『あつっ!』となります(笑)
眼鏡をかけている人は、確実に曇るので要注意ですね。
すぐ脇に広がる平原にも、そこらじゅうで湯気が上がっています。
なんだか温泉が湧いてそうで匂いもしそうですが、この場所はそこまで硫黄の匂いなどはしませんでした。
水蒸気なので、本当に雨水が蒸発しているだけなんですね。
スチーミング・ブラフ
スチーム・ベントを見たら、そのまま車を停めたまま少し歩きます。
0.1マイル(160メートル)ほど歩いたところに、スチーミング・ブラフと呼ばれる場所があります。
このような砂利道を歩いて進みます。
だんだんと先のほうに人だかりが見えてきました。
ここはその名の通り、『Steaming Bluff(水蒸気が出ている断崖)』です。
キラウェア火山のカルデラが一望できるんです。
終点まで行くと、この最高の景色です!
雨季だし前日も雨が降っていたので、水蒸気もたくさん上がっていました。
けれどカルデラと言われても、あまりに大きすぎて火山の頂上とは思えないくらいの規模感ですね。
ここから脇にトレッキングロードもあり、少し歩くとキラウェア火山の山頂があるとのことでした。
せっかくなのでガイドさんに頼んで、家族写真もパチリ。
富士山には何度か上ったことがあるのですが、富士山の山頂とは全く違うカルデラの大きさでした。
ハワイの火山はすべて富士山のように1つの山ではなく、いくつもの山が連なるように広く広がっているんですよね。
少し歩きますが、ここは必ずキラウェア火山へ来たら寄りたい場所ですね。
サルファーバンクス
続いては少し車を移動して、キラウェアビジターセンターの前のパーキングに駐車しました。
ここから少し歩いて、サルファーバンクスと呼ばれる場所まで散策です。
目の前にはボルケーノアートセンターが。
時間がなかったので寄れなかったのですが、後から調べるといろいろと面白そうな雑貨屋小物が売っていたみたいです。
行けばよかったなとちょっと後悔…
目の前には、溶岩で作られたような石碑がありました。
台座も溶岩で作られているようで、なんだか不思議なパワーを感じる石碑でした。
ここからしばらく歩く間には、大きなシダがたくさん生えています。
葉っぱがとっても立派なのですが、それよりもすごいのが…
このシダの新芽の毛!!
まるで熊のぬいぐるみ?って思うくらいにふっさふさのふっかふかでした。
しかもとっても大きいから、本当に高級絨毯のようでしたよ(笑)
道の途中には案内の看板も出ています。
かなり木が生い茂るジャングルのような間に、小道が伸びています。
木が開けたら、もうすぐです。
もくもくと上がる煙が見えてきました。
ここまで来ると、箱根の大涌谷と同じような硫黄の匂いが立ち込めていました。
そう、Sulphur とは『硫黄』のことなので、ソルファーバンクスとは、硫黄だまりなんですね。
そこら中からもくもくと、水蒸気と一緒に硫黄の匂いがする火山ガスが上がっています。
温泉卵や黒卵でも食べたくなる匂いです(笑)
つい先日大涌谷へ行ったのですが、大涌谷よりは匂いはきつくなかったですね。
けれどあの、卵が腐ったような独特な匂いがずっとしています。
なんだか温泉に来たような気分になるから、ハワイにいることを忘れてしまいそうでした。
息子は『くさいっ!』とずっと鼻をつまんでいましたけどね(笑)
木でできた桟橋のようなものが続いているので、少し先まで歩いてみることに。
するともっと間近で、もくもくと上がる火山ガスを見ることができました。
看板のイラストがかなりデンジャラスな雰囲気をかもし出していますね(笑)
ここから先もずっと桟橋は続いているようでしたが、こちらも時間がないので今回はここまで。
車がある場所まで戻り、いよいよ楽しみにしていた場所へと向かいます。
チェーンオブ・クレーターズ・ロード
本当はもっとゆっくり、先ほどのボルケーノアートセンターやキラウェアビジターセンターも見学したかったのですが、時間がないので今回はあきらめました。
とりあえず駐車場にあるトイレに行き、行ってみたかったチェーンオブ・クレーターズ・ロードへ出発です。
チェーンオブ・クレーターズ・ロードはキラウェア火山から海へ向かって伸びる1本道です。
全長30キロもあり、標高1600メートルのキラウェア火山の上から一気に海まで下る道です。
実は私と父と息子で、この前の日にこのチェーンオブ・クレーターズ・ロードを上から下まで自転車で駆け降りるツアーに予約をしていたんですよね。
けれど人数が足りなかったみたいで、寸前になって中止になったと連絡がはいりました。
もしそのツアーに参加できていれば火山では他のミュージアムなどを見学するつもりだったのですが、残念ながらツアーがなかったために急遽今回のガイドツアーに組み込んでもらたんです。
こんな感じで溶岩帯の間の一本道を、ひたすらくねくねと下っておりていきます。
途中に車を停められるスポットがいくつかあるので、ガイドさんがそのたびに車を停めて降ろしてくれました。
こちらは森が溶岩で飲み込まれたぎりぎりの場所ですね。
溶岩が本当に木を飲み込んでしまった様子がよくわかります。
道の反対側にも、もちろん溶岩地帯が続きます。
溶岩は持ち帰ることは禁止されていますが、足を踏み入れたり触ったりするのは大丈夫です。
なので息子はいろいろな場所を探検していました。
洞窟のような溶岩も、いったいどうやって固まったのでしょうか。
足場はすべてこんなごつごつした溶岩でできているので、足を滑らせるとかなり危険です。
息子は半ズボンで着てしまったのですが、できればこけた時のことを考えると長ズボンにすればよかったなと反省しました。
こんな溶岩もたくさん落ちています。
続いて車を停めてくれた場所は、先ほどとは溶岩の流れ方が違ったのか、何か大きな地震の後のコンクリートが割れたような様子でした。
下からぼっこりと盛り上がったような溶岩。
木があったのか、こんな風に丸く穴が開いている場所もたくさんありました。
ガイドさん曰く、この場所は溶岩が噴き出すように沸いていた場所なので、その溶岩のしぶきがそのまま固まった細かい溶岩がたくさんあるんだとか。
こんなキラキラときれいな溶岩もありました。
そして『ペレの涙』と呼ばれる、雫形の溶岩もたくさんありましたよ。
キラウェア火山の溶岩は、持ち帰るとペレの怒りにふれ、災いが起きると言われています。
こういったいろいろな形の溶岩を探すのは楽しいですが、必ず帰る時には元に戻しましょう。
絶対に持ち帰らないように気を付けてくださいね。
火の神様ペレの大好物と言われている『オヘロベリー』もありました。
オヘロベリーはハワイにしかない、とっても貴重な実だそうですよ。
だんだんと標高が低くなり、海が見えてきましたよ。
ここで標高800メートルほど、ちょうど山の中腹辺りになります。
ここからは海へ流れ込んでいる溶岩の様子が、よくわかりますね。
道路の反対側を見ると、溶岩の層の厚さがよくわかります。
一面見渡す限り、溶岩しか見えません。
そしてその溶岩も、よく見てみると芸術品のように不思議な造形をしたものばかり。
こんなロープ状に固まったものもありました。
息子はアスレチックのようで楽しかったのか、ひたすら溶岩の上を歩き回っていました。
こんな溶岩が一気に流れ込んできたと思うと、本当に恐ろしさ以外にないですね。
ここまできたら後少しでゴールです。
道の右側には、先ほどまでよりさらに分厚い溶岩の壁があります。
キラウェア火山の上の駐車場を出てから、約1時間ほど。
途中で4カ所くらい車を停めて立ち寄りながら、ようやくチェーンオブ・クレーターズ・ロードの一番下までやってきました。
車を路肩に停められるようにはなっているのですが、とにかくたくさんの車で埋め尽くされていてかなり歩くところしか開いていませんでした。
その為ガイドさんが車でしばらく回っておいてくれるので、歩いて海沿いまで行ってきていいと言ってくれました。
100メートルほど、溶岩の上を歩きます。
すると目の前に現れたのが、このシーアーチと呼ばれる不思議な岩!
これは溶岩が波によってアーチ状に削られてできたそうです。
本当に自然の力ってすごいですね。
シーアーチとは反対側も、どこまでも溶岩で作られた絶壁が続いていました。
このチェーンオブ・クレーターズ・ロードを上から下まで降りてくることで、溶岩の様子や形も様々変わり、いろんな火山の姿を見ることができた気がします。
今は真っ黒な溶岩も、流れ出てきたときには真っ赤でドロドロだったんですよね。
そしてその溶岩が、何回も固まっては流れてを繰り返すことで、こんな層ができたんでしょう。
新しく生まれてくる溶岩の姿を見ることはできませんでしたが、それでも十分にキラウェア火山の魅力を知ることができた気がします。
お天気がいい日にこの道をドライブしながら下ってくるのは、最高に気持ちいいです。
次回もしハワイ島に来ることがあったら、今度はもっとゆっくり1日か2日かけて楽しみたいなと思うような場所でした。
ちなみにこのチェーンオブ・クレーターズ・ロードの一番下に、トイレがありました。
ここまでの間にはどこにもトイレがないので、もし上から下まで下る場合は必ずトイレに寄ってから出発するようにしてくださいね。
キラウエア火山観光の気温や服装は?
今回ハワイの雨期である2月の後半に、キラウェア火山へ観光へ行きました。
山頂付近は寒いかなと思っていたのですが、実際は寒いというほどではなく涼しいかなというくらい。
半そでだけだと少し寒いと感じるかもしれませんが、1枚羽織るものを持っていればちょうどいい感じでした。
それに海外の観光客はみんな、1番寒い山頂付近でも半そでやタンクトップの人もたくさんいました(笑)
ハワイで1番気温が低い時期でそれくらいなので、基本的にはそこまでの防寒対策は不要だと思います。
マウナケアなどの4,000メートル級の山に登るわけではないので、キラウェア火山だけの観光であれば1枚パーカーかジャケットなどを持っていれば十分ですよ。
ただし夜に来るのであれば、確実に気温は下がるので気を付けてくださいね。
\空港より断然いいレートで自宅まで宅配してくれる!/
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=35902D+D15M8Q+3U7K+5ZMCH
ハワイ火山国立公園観光 まとめ
今回は午後2時頃から2時間だけでのキラウェア火山観光だったので、正直もう少し見たかったなという思いが残りました。
できればやっぱり1日かけて、今回行くことのできなかったビジターセンターやジャガー・ミュージアム、そのほかの展望台にも行ってみたかったなと。
あと今回は閉鎖されてしまっていたのですが、サーストン・ラバチューブ(溶岩トンネル)ももし今後再開されれば、歩いてみたいなと思います。
それに夜にも行って、山頂からの星空も見たかったですね。
そう考えると、やっぱり2日くらいかけてゆっくり回ってみたかったなぁ。
今回は5歳から84歳とかなり幅広い年齢でのツアーだったので、少しゆったり、そしてあまり歩かずに回れるコースでお願いしていました。
もう少し息子が大きくなったら、今度は家族3人でキラウェア火山やマウナケアを堪能するハワイツアーへも行ってみたいと思います。
これからハワイ島、そしてキラウェア火山へ観光へ行こうと思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね^^
また海外現地ツアー予約サイトのベルトラでも、キラウェア火山の観光ツアーがたくさんありますよ。
もしツアーで行ってみたいという人は、チェックしてみてくださいね。
ハワイ島関連記事あれこれ
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