二重埋没法の30年後。癒着した糸を抜糸した体験談。

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以前私が書いた、二重の埋没法後に感じる目のゴロゴロや、その後に起こったことなどをまとめた記事。

20代で二重の埋没法の整形手術をし、20年近くたってまぶたの裏に糸が出てきてしまい、糸を切除する手術をした体験をまとめたものです。

誰もこんな記事を必要としていないかなと思っていたのですが、実は現在毎日100名近くの方に閲覧していただいている状態です。

思っていた以上に同じ症状に悩む方や、もしくはこれから二重の埋没方を施術しようと思って調べている方が多いのかもしれません。

実はこの記事を見た、1人の読者の方(Aさん)から連絡をいただきました。

Aさんは私と似たような症状でしたが、私とは違った処置方法で痛みを軽減することができたそうです。

同じ症状に悩む方の何か手助けになればいいと思い、Aさんの許可を得て今回新たにAさんの事例をご紹介させていただきます。

もし今、埋没法をした目がゴロゴロチクチクしたり、痛んだりする方は参考にしてくださいね。

私は医療従事者ではありません。
以前の記事もこの記事も、私やAさんの実例をまとめただけの記事になります。
同じ処置をすれば必ず改善するというわけではありませんし、今回ご紹介する内容にはリスクも伴います。
その点を理解したうえで、ご自身の責任と判断で施術や手術をするようにお願いいたします。

この記事を読んだ上で行った施術や手術について、一切の責任は負いかねますのでご了承願います。

目次

Aさんの二重埋没法の経緯

Aさんは現在40代で、埋没法の施術をしたのは30年ほど前のこと。

施術後7年ほどで二重は取れてしまい、そして15年ほど前から目に違和感を感じていたそうです。

左のまぶたがゴロゴロし、まばたきした時や目を閉じているときにゴロゴロと眼球がまぶたにあたって辛い症状に悩んでおられました。

目を大きく開いているときは気にならないけれど、たまに目の奥が重くなるような違和感も感じる状態。

結婚、出産と忙しさに日々追われる中で少しずつ違和感が増していったそうです。

私にご連絡いただく前にも、2軒ほど眼科へ行ってみてもらったけれど、瞼の裏側に糸は見つけてもらえなかったとのことでした。

たまたまお近くにお住まいでしたので、私が実際に糸の切除をしてもらった病院をご紹介させてもらいました。

実際にAさんはその病院へ足を運ばれましたが、結局は同じように糸は見つけてもらうことはできませんでした。

私のように目に激痛があるわけではなかったので、糸が瞼に横向きに癒着してしまっているのではないかということでした。

その場合は眼科では糸が発見出来ないし、CTでも勿論写りません。

いろいろと調べられて、Aさんは美容外科で抜糸をするのが1番の改善策と判断されました。

施術から30年後に行った抜糸手術

Aさんは埋没法の抜糸手術で有名な病院を見つけられ、意を決して違和感のある左目だけ30年前の糸の抜糸をされました。

手術では癒着していた2本の糸を抜糸されたそうです。

ギューっと結んであった糸は瞼の中で切れていましたが、取れたものはくるんと丸まっていました。

違和感のない右目はそのままでいいと病院の先生にも言われたそうで、今回は何も施術されていません。

Aさんは帰り道に今まで長らく感じていなかったほど眼球が軽くなり、楽になったので驚いたとおっしゃっています。

やはり抜糸した糸によって、長年目の違和感を感じていたようです。

15年近く苦痛に悩まれていたそうなので、本当にその症状から開放されてよかったですよね。

私はたまたま瞼の裏側に目に見える状態で糸が出てきていたので、その糸の先だけを切除することで痛みを取り除くことができました。

けれど今回のAさんのように、瞼の裏に糸が出てきていなくても目に違和感や痛みを感じたりすることもあります。

そしてその場合は、今回Aさんが行ったように抜糸することで症状が改善することもあるようです。

埋没法後の目の違和感といっても、人それぞれ症状や状況、そして施術した埋没法の内容が異なるのでまずは一度眼科で見てもらうのがよさそうですね。

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埋没法の抜糸手術のリスク

Aさんがおっしゃっていたのは、埋没法後の抜糸手術にはリスクもあるということでした。

埋没法後の抜糸のリスク
  • 抜糸で糸が完全に取りきれない事もある
  • 特に何年もたっていると中で糸が切れているため、とりきれない場合が多い
  • 糸が中で粉々に切れてしまっていると、全部とりきれない場合もある
  • なかなか糸が見つからずピンセットなどで探していくと、瞼の中も傷になり違和感が残る場合がある
  • 癒着している糸を取り除くことで、周りの組織もはがれてしまい違和感につながってしまうこともある

そういったリスクがあることを、抜糸前に病院でも一通り説明を受けたそうです。

また特に目に違和感を感じていなかったとしても、整形をしたと言う罪悪感が芽生えてそれが苦しくてたまらなくなって埋没抜糸をするという人や、二重の幅が気に入らずに抜糸をするという方もいらっしゃいます。

いろいろな事情で抜糸をする人がいると思うのですが、もともと何の苦痛や違和感もなかった方の方が抜糸後の思わぬ症状に悩まされるということが多いようです。

安易な気持ちで抜糸をしてしまうことで、逆に別の違和感を感じてしまう可能性もあるので、きちんと病院で相談した上でご自身の判断と責任の上で抜糸手術を行ってくださいね。

もちろんAさんは抜糸をされてとても症状がよくなられましたが、それでも今でもたまに目尻のほうがザワザワとしたりすることはあるそうです。

それがまだ糸が残っているからなのかはわかりませんが、ご本人は以前の症状から比べると8割辛さはなくなって改善したとおっしゃっています。

必ずしも抜糸することが最善というわけではないので、その点はご注意くださいね。

特に現在、埋没後に特に何の違和感も感じていない人は、抜糸手術をすることで逆に瞼がダメージを受けてしまって術後に思いもよらぬ症状に悩まされてしまうこともあります。

そういったリスクも踏まえたうえで、抜糸をするかどうかを判断されることをおすすめします。

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埋没法の二重が取れる確率ってどれくらい?

Aさんは術後7年、私は十数年で埋没法を施術した二重は取れてしまいました。

けれど私は今回痛みを感じて糸を切除した右目の二重は取れていますが、左目はまだ奥二重の状態で残っています。

実際に取れやすいといわれる埋没法ですが、どれくらいの確率で取れやすいのかを調べてみました。

病院のHPに記載されている確率

二重の埋没法手術を行っている病院の、埋没法が取れる確率や可能性について記載されているものを集めてみました。

埋没法とは、まぶたを糸で止めるだけの整形です。糸で止めるだけなので、永久的に二重になることはありません。
何年か経過すると、糸が切れてしまい、元の状態に戻ってしまいます。持続期間は、まぶたの状態や生活習慣、施術方法によって変わってきます。

引用:湘南美容クリニック

埋没はもともとは10代20代のアイプチ代わりの方法ですので、若い人に限って言えば3年間で取れるのは約25〜35%。4〜3人に一人です。残りの70%前後の方は取れていないと言うことになります。ただ取れる場合は、まぶたが腫れぼったい、よく目をこする、眉毛を上げておでこにシワを作る方は取れやすく、こういった方たちは何回行っても取れます。マルチプルノット法では取れる確立はかなり低くなります。取れる可能性は10%以下です。

引用:こいずみ形成クリニック

埋没法は医学書にも記載されている手堅い方法で、二重のラインがとれることは通常はないと考えられています。当院の挙筋腱膜から行う手術(まぶたの裏から固定する方法)ではとれる心配はありません。

引用:共立美容外科

このように病院によってさまざまな見解があるようです。

けれど私とAさんの事例やインターネット上に出ている「埋没法が取れた」という書き込みを見る限り、100%取れないということはないと思います。

ただしもちろん1度施術するとずっと二重がもつ人もいますし、糸が切れてしまっても埋没法でついたラインがそのまま残っている人もいます。

逆に数ヶ月で取れてしまったという人もいるので、一概には言えないですね。

けれど埋没法が取れるには、いろいろな理由があるようです。

普段の生活を気をつけることで、取れにくくすることはできそうですよ。

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埋没法が取れる理由

調べてみたところ、埋没法が取れる理由には施術内容やもともとのまぶたの形状、そして普段の生活などいろいろ理由がありました。

  • 何点止めか?
  • もともとまぶたの皮膚が厚い
  • 瞼に脂肪がたくさんついている
  • 目を強くこすったりしたり刺激を与えた
  • 二重の幅が広すぎた
  • 目を開ける力がもともと弱い

たとえばもともとの施術方法の時点で、止める点数が少なかったり二重の幅を広くしすぎるなど、施術自体に無理がある場合はやはり取れやすくなってしまいます。

また瞼の脂肪が多かったり皮膚が厚い場合にも、埋没法だと取れやすいと考えられます。

そういった人や1度取れてしまった人は切開法の方がいいのかもしれませんが、だからといって切開法にリスクがないわけではありません。

切開法で失敗をしたという人の事例もインターネット上にはたくさん出ていますし、切開法の場合は切ってしまうので修正や元に戻すこともできない可能性があります。

いろいろなリスクを踏まえて考えたほうがいいと思います。

ただ目を強くこすったりビューラーやつけまつげなどで瞼に過度の負担をかけることは、意識してしないほうがいいようです。

特に花粉症やアレルギーがある人、コンタクトの人などは気をつける必要がありそうですね。

せっかく埋没法をしたのであれば、取れないために少し普段の生活から気をつけたほうがよさそうです。

私も今回調べてみて、今まで意識せずに目をこすったりすることもあったため、二重が残っている左目は特に注意してなるべくこすらないようにしようと思いました。

埋没法後の抜糸 まとめ

今回Aさんからご連絡をいただき、いろいろとお話を伺うことで、改めて埋没法の怖さをしりました。

実際に施術後20年、30年近くたってから、突然糸が悪さをして目に違和感が出て困っている人もたくさんいるようです。

特に年齢を重ねることで瞼が落ちてきて、それによって今回の私のような症状になることも多いのかなと感じました。

私も40歳を間近に控えた現在は、20代の頃より瞼の脂肪が落ちて目がくぼんできたなと感じています。

それだけが理由ではないとは思いますが、何かの拍子に今後反対の目にも同じ症状が出る可能性はあります。

そう考えると、1度埋没法をすると私やAさんのような症状に悩まされるリスクとは、いつも隣り合わせで生活をしていくしかありません。

もちろん私は20代のはじめに二重にできたことで、メイクも楽しめたり結婚式などの写真もきれいな二重の状態で残すことができたので後悔はしていません。

自己責任で行ったことなので、今後何か症状が出たとしてもその時に合った対処していくしかないなと思っています。

ただこれから二重の整形手術を受けようと思っている人には、埋没法をするということはそういったリスクを必ず持たなければいけないということだけは頭に入れておいてほしいです。

脅かすつもりはありませんが、あまりそういった事例が表立っては出てきていない気がするのであえてこちらで書かせてもらいました。

この記事が今、埋没法を施術した目に何らかの違和感を感じている人、そしてこれから二重の埋没法を施術しようと思っている人の参考になればうれしいです。

◆追記◆

その後もこの記事や私の体験談を読んで、同じような痛みで悩んでいる方からの問い合わせがかなりあります。

病院を教えてほしいといわれることも多いので、そういった方には実際に私が行った病院とAさんが抜糸された病院をお伝えしています。

実際に抜糸の方の病院へ行かれた方は、抜糸した瞬間に本当に楽になったと喜ばれています。

もしお近くの病院で対応してもらえないようであれば、病院名でよければお伝えするのでお問い合わせいただければと思います。

お問い合わせはこちらから

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