我が家は現在、テレビを壁掛けにしています。
息子がつかまり立ちし始める前にと思い、4年ほど前に旦那と2人でDIYでテレビの壁掛けに挑戦してみました。
その結果、息子にTVを倒されることもなく部屋も広く使えるようになって、とっても快適になりましたよ。
ちなみにテレビの配線は1本も見えないように隠しています。
ちょっと大変でしたが、おかげでとってもすっきりした見た目で大満足です。
今回はそんな夫婦2人で頑張った、配線を隠すテレビの壁掛け方法についてご紹介します。
素人が行った工事なので微妙な部分もありますが、少しは参考になるかもしれません。
これからDIYでテレビを壁掛けにしたい!けれど配線も隠したい!
そんな人は、ぜひご覧くださいね。
壁掛けテレビにした理由
もともと中古物件で現在の家を購入した我が家。
リビングダイニングはちょっと狭く、キッチンも入れて14畳しかありません。
もともと以前のマンションから持ってきていた32型のテレビを、テレビ台に置いていました。
以前のテレビの写真を探したらこんな写真しかなかったのですが、参考までに(笑)
こんな感じで息子が生まれてからも、部屋の角に斜めにテレビ台を置いていました。
寝ているだけだったときはよかったのですが、生後半年を過ぎるとだんだんと息子が寝返りをしてハイハイをするように。
そして10ヶ月くらいには、そろそろつかまり立ちをしようとし始めました。
そうなると危険なのが、この息子でも立てば届いてしまうテレビです。
画面を触られて汚れるのもイヤだし、万が一テレビが倒れて息子の上に落ちてきたら一大事!
そうなる前になんとかしないと!と思い、以前からやってみたかったテレビの壁掛けにチャレンジしてみることにしました。
どうせならTVもちょっと大きくしようと、壁掛けに合わせて薄型の42型のテレビを購入。
そして配線も見えないようにしたいと思い、隠す配線を目指して頑張ってみました。
これが壁掛け完了直後のテレビ。
1歳前の息子がつかまり立ちしても、届かないくらいの高さになりましたよ。
おかげで息子がやんちゃ盛りな1歳2歳の時も、テレビの画面を触られることもなく安全にすごせました。
現在はテレビの下に息子の本棚やおもちゃがあるので、ちょっとごちゃごちゃしているのですが・・・(笑)
部屋の間取りを書いてみると、こんな感じです。
テレビを横の壁に壁掛けにして、DVDレコーダーはTVとは反対側のカウンターの下に設置。
こうすることでDVDを置く台はいらないし、目立たない場所に置けるのですっきり。
DVD側の出来上がりはこんな感じです。
ね?
かなりすっきりでしょ?
ではでは、ここからどうやって配線や工事をDIYで行ったかを書いていきますね。
壁掛けテレビの配線を隠すには・・・?
新築物件なら建築時にテレビの壁掛け用に配線してもらえば、隠した配線にすることができますよね。
けれどすでに建ってしまっている場合は、壁に金具をつけることでテレビを壁掛けにはできても、配線はそのまま隠せません。
せっかくに壁掛けにするのに、配線がだらんと見えているのはスマートじゃなくてイヤ!!
それにもしかしたら息子がケーブルを引っ張って、断線してしまうかもしれないし!
見た目と安全、どちらをとっても配線を隠したほうがいいなと思い、どうにか配線が見えないようにできないものか考えました。
まずは通常のテレビの配線について、おさらいからしておきましょう。
引用:ビックカメラHP
通常DVDレコーダーとテレビを接続するときには、こんな感じの配線になります
壁のTV端子 → DVDレコーダー →TV の順ですね。
1番配線を楽にする方法は、もともとTV端子がある近くにDVDレコーダーを置くことです。
そうすればDVDレコーダーとTVの間の配線さえ隠してしまえばOKです。(テレビの電源も必要ですが。)
けれど我が家の場合、部屋のテレビ端子はもともとテレビを置いていた壁にしかありませんでした。
DVDをテレビの脇に設置することも考えたのですが、子どもが大きくなったらそこをおもちゃスペースにしようと思っていたので断念。
そしてちょっと頑張って、テレビとは部屋の反対側にあるカウンター下に設置することにしました。
DVDのTV配線は天井裏にある分配器に1つ空きがあったので、そこからDVDレコーダー側へ1本テレビ線を落とすことに。
DVDレコーダーの電源は、もともと設置する場所にコンセントがあるのでそこからとります。
そして問題はDVDレコーダーからテレビの間の配線です。
DVDとテレビの間にはTV線2本とHDMIケーブル1本の、計3本が必要です。
その部分はどうにかして隠さないと、完全に部屋の中を線が横断することになってしまいます。
なのでDVDレコーダーからテレビまでの間の配線を、天井裏を通して配線することにしました。
先ほどの図で言うと、こんな感じですね。
あとはテレビの電源ケーブルも隠したかったので、屋根裏にブースター用に設置されていた電源があったので、そこまで延長ケーブルで電源も伸ばすことにしました。
最終的な配線イメージはこんな感じです。
部屋の中を横からみた図になります。
この配線をするにはもちろん、壁にケーブルを通すだけの穴を開けなければいけません。
我が家は中古の家なので、壁に穴を開けること自体には夫婦揃ってあんまり抵抗がありませんでした。
なのでガッツリ壁に穴あけもしたのですが、結果的には穴も見えずにいい感じに仕上がりました。
テレビを壁掛けにするために準備したもの
配線が決まったら、今度は必要な金具や線をすべて購入しました。
今回我が家が購入した物を紹介しますね。
テレビの壁掛けのために購入した金具
まずはこれがないと始まらない、壁掛け用の金具です。
現在はいろいろなタイプのものがネットで販売されていますが、我が家が選んだのは一番簡単そうでしかも後からテレビの取り外しが簡単にできる、引っ掛けるスリムタイプのものです。
我が家はテレビを置いているリビングがそこまで広くないので、特にテレビの角度を変えたりする必要はありません。
それにアームが伸びるこんなタイプのものだと、厚みが出てしまうので部屋が狭く感じてしまいそうです。
なのでとにかく薄くて取り付けも簡単な、このシンプルなタイプにしました。
ちなみに我が家のテレビは42インチと小さめなのでSサイズですが、最大65インチまで対応しているMサイズも販売されていますよ。
壁裏の間柱を探すのに便利そうなセンサーも、お安かったので一緒に購入しましたよ。
隠すTV配線のために購入した金具・ケーブル類
まずはDVDレコーダーとTVの間の配線は、一度天井裏を通すこともあって長いものが必要になります。
余裕をもって10メートルのアンテナケーブルを、地デジとBS/CS用に2本購入しました。
またHDMIケーブルも同じく10メートルのものを購入。
TVの裏のHDMI端子に10メートルのHDMIケーブルを差し込むと、直角にテレビ側の端子があるので厚みが出てしまいます。
壁との間が狭いため、その部分を浮かなくするためにHDMIケーブルをL型に差し込むことができるケーブルも購入。
そして最後に、DVDプレイヤーからTVまでの配線を戻す用にも壁に端子を作ったので、そのプレートと差込口も購入。
この端子は3つ購入しました。
いざ挑戦!壁掛けテレビの配線を隠す方法
ではいよいよ、夫婦2人で工事開始です。
まずはDVD側の壁とTVの後ろの壁に、ケーブルを通せるだけの穴を開けます。
もともと旦那が日曜大工?用で持っていた工具があったので、それであけてもらいました。
DVD側はプレートをつける予定だったので、プレートの大きさに合わせて四角くカット。
TVの後ろ側は、テレビの裏にちょうど隠れる場所に丸く穴を開けました。
ケーブル類がすべてTV向かって左側にあったので、穴もちょうど同じ位置になるところにあけました。
(この写真は配線後のものですが、大きさは直径5センチくらいの穴です。)
次に旦那に天井裏へ上ってもらいます。
まずは1本、天井裏分配器のOUT側にTVケーブルを差込んでもらい、そのケーブルをDVDの壁側に落としてもらいます。
私は四角く空けた穴に線が下りてくるのを待ちます。
案外天井裏から見ると、穴が開いているところだけ明るいのでわかりやすいとか。(旦那談)
こちらの穴は手もはいるくらいの大きさなので、すぐに線を引っ張り出すことができました。
そうしたらそのTV線に、購入したプレート用のTV端子を接続。
そしてプレートをはさんで再度ケーブルをつなげて、その先には分配器をつけて2本に分けます。
2本に分けたケーブルを、1本ずつDVDレコーダー裏側のTV入力端子(地デジ/BS・CS)に差し込めば、まずはDVDレコーダーまでの接続はOKです。
続いては一番難関の、DVDレコーダーからTVまでの天井裏配線です。
天井裏に上った旦那から、長い10メートルのTVケーブル2本と、同じく10メートルのHDMIケーブルをDVD側に落としてもらいます。
そのケーブルを取り出したら、再度プレート用の端子に接続します。
HDMIケーブルは端子がないのでそのまま出します。
そうしたら2本のテレビ線は、DVDのTV出力端子(地デジ/BC・CS)にそれぞれ接続。
HDMIケーブルも、DVD裏側のHDMI端子に接続します。
プレートを壁に設置したらこんな感じ。
ケーブルがぐちゃぐちゃで、わかりにくくてごめんなさい。
けれどこれできちんとDVDレコーダーには、TV入力端子×2、TV出力端子×2、HDMI端子×1がつながっています。
そうしたら今度は、天井裏から先ほどの10メートルのケーブルの反対側を、TV側の壁のほうに落としてもらいました。
合わせて延長コードも落としてもらいます。
こちらは穴を小さめにしたので、かなり難易度高めでした^^;
穴の明かりを目指してケーブルを落としてもらうものの、ちょっとずれると穴から見えずに引き出すことができません。
ハサミや箸などを駆使して、ようやく4本の線を出すことに成功!
ケーブルが出たら、今度は壁に壁掛けの金具を取り付けます。
今回購入した金具は、ビスで2点止めだったのでとっても簡単でした。
一緒に購入したセンサーを使用して、壁裏の柱を探したのですがセンサーがいまいちでよくわからず・・・
何度かランプが点滅した場所に目星をつけ、あとはコンコンとたたいてみたりして確認をしつつ場所を決めました。
案外ノックするようにたたいてみると、柱がある場所だけ音が違うのでわかりやすかったです。
あとはそれぞれの線をテレビの裏側に接続して、テレビをかければ完了です!
地デジのケーブルとBS・CSのケーブルの印をしていなかったので、1度目は逆の端子に差し込んでいて映らず・・・
慌てて差し替えて、もう一度電源を入れたらきれいに映りました!!
そんなわけで出来上がった、我が家の壁掛けテレビです。
これが現在の様子。
この下に息子の本棚やおもちゃ箱などがあるのですが、TVを壁掛けにすることで壁1面を使えるので助かっています。
1つ使いにくいなと思う点が、DVDをテレビと反対側に設置したこと。
それによってDVDの操作をするときには、リモコンをTVじゃなくて後ろに向けて操作しなければいけないんですよね^^;
テレビの操作は前向きに、DVDの操作は後ろ向きにとちょっとややこしいんです(笑)
けれどそれ以外は、とっても快適に使えていますよ。
まとめ
テレビを壁掛けにして、4年以上がたちました。
だんだんと子どもが大きくなるにつれて、おもちゃなどもどんどん増えてきたのですが、あのときに壁掛けにしてよかったなーって本当に思います。
業者に頼むとそれなりのお値段がしてしまいますが、案外配線さえわかってしまえば自分達でもできると思いますよ。
それに今は、ネット通販で便利な壁掛け用の金具がたくさん販売されています。
賃貸物件や壁に穴あけをするのが嫌な場合は、どうしても隠す配線というのは難しいかもしれません。
けれど最近では、壁にビス止めをしなくていいようなホッチキスで止めれる金具などもありますし、ディアウォールを利用した壁掛けなんかもあります。
ぜひ自宅にあった壁掛けの方法を探して、快適な壁掛けライフが送れるようにDIYにチャレンジしてみてくださいね。
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