10年前のエコキュート 昼間に沸かす設定がない場合の秘策!

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このページではエコキュートに昼間沸かす設定がない場合の対処策をお伝えしています。

我が家にもついにやってきた『卒fit』の時期。

今まで42円で10年間売電してきたのですが、今年2022年の9月からはこのままだと『8.5円』になってしまうそうです。

りっこ

10年前にソーラーをつけたときには、そんな話聞いてなかったよーって感じですよね><

で、いざその卒fitが目前になって考えたのが、『売電価格が安くなるなら、太陽光発電を使って昼間にエコキュートを沸かせばいい』んじゃないかってこと。

けれどそもそも、今まで勝手に夜の電気代が安い時間に沸き上げしていた我が家のエコキュートに、そんな機能あるのか?って疑問に思ったので、調べてみましたよ。

  • そろそろ卒fitするので、節電対策を考えたい
  • 昼間の太陽光発電を利用してエコキュートを沸き上げしたい
  • 自分の家のエコキュートが昼間の沸き上げ対応しているのかわからない

そんな人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

エコキュートを昼間沸かしたほうがいい理由

今まで何も考えず、自動的に夜の電気代が安い時間に沸き上げをしていたエコキュート。

けれど卒fitとなり売電価格が一気に42円⇒8.5円となると、夜間の電気代を使ってエコキュートを沸かすより昼に自家発電した電気を使う方が安くなるんです。

我が家の電気プランは東電の電化上手(新規受付は不可)なので、電気代はこの通り。

スクロールできます
夜間
午後11~午前7時
朝晩
午前7~10時
午後5時~11時
昼間
午前10~午後5時
夏期(2022/9/30まで)12.48円26.49円39.44円
その他(2022/9/30まで)12.48円26.49円32.32円
夏期(2022/10/1から)15.12円25.94円34.16円
その他(2022/10/1から)15.12円25.94円30.67円
東電『電化上手』1kWhあたりの電力量料金単価(税込)

そして売電価格は卒fit後は、42円から8.5円へ。

今までは夜間の12.48円と安い料金だった時にエコキュートを沸き上げて、日中太陽光発電した分は42円で売電していたので、かなりお得だったんですよね。

りっこ

なるべく夜に電気を使って、昼間は売るというのが当たり前でした。

けれど卒fitで売電価格が8.5円になり、しかも夜間の電気代は10月から15.12円に値上げ予定。

そうなると、夜の電気代の方が売電よりも高いので、夜は電気を使わずに日中の発電した電気を売らずに使う方が安くなるんです。

だったら昼間に太陽光発電の電気を使ってエコキュートを沸き上げて、夜はなるべく電気を使わない方が電気代は安くなりますよね。

卒fit後は昼間の電気を使ったほうがお得

今まではとにかく電気は夜に使おうという意識があって、エコキュート以外にも食洗機や洗濯機もすべて夜中に回していた我が家。

けれど卒fit後は、その意識をまるっと変えて日中に電気を使ったほうがお得になるんですよね。

エコキュートに昼間沸かす設定がない場合の対処法

そんなわけで、早速エコキュートに日中沸かす機能がないのかを確認してみました。

我が家のエコキュートは、10年前にソーラーと同時に設置したPanasonicの【HE-WU37EQ】という型番。

取扱説明書を読んでみても、昼間に沸かすようなそれらしき機能は見当たりません。

10年前のエコキュートは、基本夜の時間に沸かすのが当たり前だったので、昼間の沸き上げを止める設定はあっても、昼間に沸き上げを自動でできる設定はないんですよね。

昼間の沸き上げ停止設定しかない…
りっこ

うーん、やっぱり10年前にはこんなこと想像もしてなかったのかも。

これは聞いてみたほうが早いと思ってPanasonicに電話してみたのですが、型番を伝えたところ案の定

『こちらの型番は日中に沸き上げをする機能はありません。』

って言われちゃいました…

じゃあ今のエコキュートで設定している沸き上げ時間を、昼間に指定することはできない?と聞いてみたのですが…

それもエコキュート設置時に我が家の電気プランに合わせて設定してしまってるので、その後に変更はできないんですって。

りっこ

それじゃあ卒fit後は、今まで通り夜に沸き上げるしかないってこと?

それはなんだか納得いかないなと思い、あれこれ探してみたところ。。。

ありましたよ、とっておきの秘策が!

おそらくPanasonicだけではなく、他社メーカーの昼間に沸き上げる機能がないエコキュートでも対応可能だと思える方法を発見したんです。

それが・・・

エコキュートの時間を12時間ずらして設定する事

りっこ

えっ?それだけ?

そうなんです、要はエコキュートの昼と夜を真逆にしてしまうという事ですね。

我が家のような10年近く前のエコキュートは、夜に沸き上げるのが基本となっています。

なのでそのままでは昼間に沸き上げようと思うと、手動で毎回夜に沸き上げを停止して昼に沸き増しをするくらいしかありません。

けれどそれだと毎日めちゃくちゃめんどくさいですよね。

そんな面倒なことなく、日中に自動でエコキュートが沸き上げてくれるために、昼と夜の時間帯を反対にしてエコキュートに勘違いさせてしまうんです。

りっこ

本当は昼だけどエコキュートには夜と勘違いさせて、沸き上げを強制的に昼にするってことですね。

ちなみに念のため、Panasponicにもこの方法で昼間の沸き上げができるのかを聞いてみました。

すると回答はこの通り。

確かに時計の設定を変えることで、エコキュートに日中沸き上げをさせることは物理上可能です。
ただし設定されている使い方ではないので、こちらからはおすすめもできないです。

りっこ

まぁ、メーカーはそう言いますよね。

けれど時間の設定変更で昼間の沸き上げができるということは確認ができたので、自己責任の上でやってみたいと思います。

Panasonicのエコキュートの時間設定を変更してみました

そんなわけで、ここからは我が家が使っているエコキュートでの時間の設定の変更方法になります。

りっこ

メーカーが異なるともちろん全く違うので、やり方は必ず自分のエコキュートの取扱説明書などを確認してくださいね。

我が家のエコキュートのリモコンはこの通り、10年前のものなので液晶ももちろんカラーではなく、機能も最低限のことしかできません。

りっこ

グラフなんかも出ないので、本当に給湯したりエコキュートの沸き上げをしたりくらいしか、機能的にはないんですよね。

けれどこのリモコンにも、この通り日時設定の項目があるんです。

ここで日にちは変更せずに、時間だけを12時間進ませてみましたよ。(時間を戻してもどちらでも大丈夫です)

するとこの通り、エコキュートのリモコン上では翌日の深夜になりました。

この状態で1日過ごしてみたところ、狙い通り夜お風呂でお湯を使ってもそのまま朝まで沸き上げされずに、翌日の昼間11時過ぎに太陽光を使って沸き上げをしてくれました。

りっこ

エコキュートがちゃんと騙されてくれてますね^^

うちはまだ2カ月ほどは卒fitまで時間があるので、それまでこの設定はお預け。

まだ売電価格が高い間は、この設定にはしない方が得になります。

なのでエコキュートがきちんと昼間に沸き上げてくれることを確認したら、すぐに日時の設定は戻しました。

けれどこれがわかれば、2カ月後に卒fitになった時にもすんなりと昼間にエコキュートを沸き上げる設定にできるので安心です。

今のエコキュートには昼間沸かす設定はある!

ちなみに調べてみたところ、我が家が購入した10年前のエコキュートには日中沸かす機能はなかったですが、今現在販売されているエコキュートには各社昼間に沸かす設定がついているものがほどんどのようですね。

Panasponicに聞いたところ、2017年頃のエコキュートから徐々にこういった機能が付き始めていて、今現在販売されているエコキュートにはほとんど昼間沸き上げができる機能があるそうです。

りっこ

なので他のメーカーも含めて、2017年前後くらいに購入したエコキュートの場合は、昼間に沸き上げる機能がないか先にチェックしたほうがいいです!

例えばpanasonicの場合、『ソーラーチャージ』という機能で夜間の沸き上げ量を減らし、日中の余剰電力で残りを沸き上げるという機能がありました。

引用:Panasonic公式HP

しかも調べてみると、こんなスマホと連動したりオンラインで天気予報とリンクしてくれたりと、ハイテクな機能もあって想像以上に進化してるみたいです。

引用:Panasonic公式HP
りっこ

翌日の天気予報を勝手にチェックして、沸き上げの時間を考えてくれるとかすごすぎですね!

Panasonicだけではなく、各社同じように昼間にエコキュートを沸き上げてくれる設定があるみたいです。

スクロールできます
エコキュート昼間沸き上げ機能の名称確認できるページ
PanasonicソーラーチャージPanasonic公式HP
HITACHI太陽光発電利用沸き上げ日立公式HP
三菱お天気リンクEZ三菱公式HP
CORONAソーラーモード
ソーラーモードプラス
CORONA公式HP
TOSHIBA昼の運転予約HPになし
各取扱説明書に記載

なので昼夜の時間帯を変更する前に、まずは自分が使っているエコキュートが対応していないかをチェックしてくださいね。

卒fit後にエコキュートを昼間沸かすメリット・デメリット

最後に、卒fit後にエコキュートを昼間沸かすメリットとデメリットをまとめますね。

昼間にエコキュートを沸き上げするメリット
  • 昼間発電した電力を売電せずに利用することによって、自家発電でエコキュートの沸き上げができる
  • 日中気温が高い時に沸き上げをすることで無駄なロスが少ない
  • 夜にお湯を使うまでの時間が短いのでロスが少ない

1番のメリットは、やっぱり売電が安くなってしまった分売っても二束三文の電気を使って、無料でエコキュートを沸き上げできるという事。

今までも夜に発電している時は、安いと言ってもお金で電気を買ってエコキュートを沸き上げしてたわけです。

けれどこの設定をして日中沸き上げることで、太陽光発電してくれている時は無料で沸き上げできるという事。

りっこ

それってなんだかすごいですよね!

しかもこのメリットが、日中の気温が高い時に沸き上げするので、深夜の沸き上げに比べて電力が少なくて済むんです。

しかも普通お湯を一番よく使うのって夜のお風呂の時間帯ですよね。

けれど今までエコキュートで深夜に沸き上げていたので、ほぼ半日以上はそのまま保温をするために電力を使っていたんですよね。

それが昼間に沸き上げてそのまますぐ夜に使うことで、保温するための電力も必要なくなります。

りっこ

いろんな面から考えても、昼間にエコキュートを沸き上げるのはメリットが多いですね。

昼間にエコキュートを沸き上げするデメリット
  • 雨の日など発電しない日は、昼間の高い電気を使って沸き上げしてしまう
  • 昼間の売電が少なくなる

逆にエコキュートを昼間沸き上げる設定にしたときのデメリットとして、1番大きいのがお天気が悪くて日中の太陽光発電が少ない日。

曇りくらいなら発電しているので、エコキュートの沸き上げをするくらいの電気はまかなえることが多いですが、完全に雨の日はさすがにエコキュートを沸き上げるほどの発電はありません。

りっこ

そうなると昼間の高い電気を買って、エコキュートを沸き上げなければいけなくなります。

それだとちょっと損してしまいますよね。

けれどこれには対策がありますよ。

それが翌日の天気予報が雨だとわかっている時には、夜の電気代が安い時間帯に沸き増しボタンを押して強制的に沸き上げすること。

りっこ

我が家の場合は夜11時から朝5時までの電気代が安いので、お風呂に家族が入った後に沸き増ししておけばOK!

そうすれば朝にたくさんお湯を使ったりしない限り、昼間にはすでに沸いたお湯が満タンになるのでエコキュートが沸き上げることもありません。

また梅雨時など雨が続く時期には、一時的に時計の設定を元に戻して通常通り夜に沸き上げするようにしておいてもいいと思いますよ。

天気が悪い時にはこういった手動での操作が必要になってしまうのが、少しデメリットですね。

けれどそれでも、普段は自動的に日中に沸き上げしてくれるので我が家は卒fit後は時計の設定を変えて対応しようと思っています。

卒fit後は蓄電池はあった方がいい?

ちなみになのですが、我が家が今まさに悩んでいるのがこの『蓄電池』を導入するかどうか。

卒fit後に安く売電するくらいなら、蓄電池を取り入れて昼間のソーラー発電分の電気はすべて蓄電池に蓄電しておいて、その電気を夜利用することで有効に自家発電分の電気を使えるようになるんですよね。

さらに最近多い停電や万が一の災害に備えて、蓄電池があると停電時にもある程度普段に近い生活ができるというのも魅力的。

りっこ

とは言っても、蓄電池も安いものじゃないし、どれくらいメリットがあるのかわからないんですよね…

というわけで、我が家は9月からの卒fitに向けて、今まさに蓄電池についての情報収集や見積もりを取っているところです。

蓄電池をつけたほうがいいのかどうか、そしてつけるならどこのメーカーのどのサイズがいいのかなどを検討中。

りっこ

今のところテスラ社のパワーウォールがいいかなと思っているのですが、まだ決定はしていません。

すでに見積もりを取ったのはこちらの会社。

株式会社横浜環境デザイン

今後蓄電池についても、またブログに書いていきたいと思っているので気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

時間設定の変更で卒fit後は昼間にエコキュートを沸かすのがおすすめ!

卒fit後の節電&節約対策を考えた、エコキュートを昼間に沸き上げる設定についてお伝えしました。

昼間の沸き上げ設定がないエコキュートは、時間の設定を昼夜変更することで昼間の沸き上げが可能

りっこ

とっても簡単な方法ではありましたが、これで古いエコキュートでも昼間に沸き上げ設定ができるならよかったです。

本当はそろそろエコキュートも寿命が来たら買い替えが必要なのかもですが、こちらもなかなかお高いのでなるべくならもう少しは使いたいですからね。

卒fit後にはとりあえず、この設定で売電価格が減っても買電を減らして節約していこうと思っています。

エコキュートを昼間に沸き上げるにはどうすればいいの?と検索していた人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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コメント

コメント一覧 (7件)

  • 記事を読ませてもらいました。
    うちも同じ内容で悩んでいたので。
    解決方法、天才だと思いました!
    どうもありがとうございました(^^)/

    • moonさん

      ありがとうございます。
      ほんと卒Fit後にどうすればいいのか、いろいろ悩みますよね。
      少しでもお役に立てたならよかったです^^

  • 電化上手⇒従量電灯Bに契約を変更し、エコキュートは、常時昼間に運転するのはいかがでしょう?

    • たくぱぱさん

      ありがとうございます。
      たしかに従量電灯Bの方が、日中の電気料金は安いですもんね。
      我が家は夜型の家族がいるため夜間も結構電気を使ってしまうので、いちおう電化上手で様子を見ているのですが
      夜はあまり電気を使わない家庭ならその方がお得ですね。

      • 従量電灯Bは使用量が多くなると単価があがります。よって高い単価の部分を自家消費で賄うえば電化上手が不利ではと思ったのですが、12月のデータで試算したところ、全電化割引を考慮すると対して差がないような結果となりました。ただし、昼間運転による効率UP等は試算に含めていません。

        ※関西電力だと、従量電灯が勝つようですが...。↓松尾設計さんの解説です。
        https://www.youtube.com/watch?v=aPyrmcYdcNc&t=742s

        • たくぱぱさん

          詳しくありがとうございます!
          従量電灯Bと電化上手、あんまり違いがないんですね。
          これも各家庭の使用状況などにもよるとは思いますが、なかなか迷えるところですね。
          添付いただいたyoutubeも参考にさせていただきます。
          ありがとうございました。

  • 電気代の高騰で、夏はいいかとエコキュートを停止してたら電気代が2万も安くてビックリ…。
    何でかならないかって思ってたので助かりました〜。我が家は中古のリフォームでお風呂はガスになってしまい。台所だけの使用です。夏場はいいけど冬にお湯がでないのは困るので良かった〜。ありがとうございます。

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