4歳になる頃、子供が泣き止まない、すぐに泣くようになった…と困っていませんか?
『魔の3歳児』という言葉はよく知られていますが、意外と知られていない4歳児の壁。

魔の3歳が終わったはずなのになんで?むしろ3歳より酷くなってない?
4歳児はだんだんと知恵もついてきて、親を試すようなこともし始める年頃です。
泣くことでどうにかなるって思っている子供も、多いんですよね。
なので今回は、そんなお悩みをお持ちの方に原因や対処法などご紹介していきます!
4歳の子供がすぐ泣く、泣いたら泣き止まないで困っているママは、ぜひ参考にしてくださいね。
4歳の子がすぐに泣く理由は?泣き虫だけで片付けないで!


まず理解してほしいのは、「4歳の壁」は子供が新しい発達段階に成長する過程で起こるもの、ということ。
つまりママのせいでもなければ子供が悪いわけでもありません。
魔の3歳児同様、成長過程でとても大切なことなんです。



じゃあ具体的にどんな成長過程なの?
それは大脳の発達が大きく関係しています。
今までは自分!現在!中心だったのが、4歳になる頃には過去や未来を想定することができるようになります。
「今日はこうだったから明日もこうなるかもしれない」という想定だったり他の子の気持ちを考えることができるようになります。
脳や心が急速に発達する過程で、その変化に戸惑いを感じる子も沢山いるのです。
その結果としてグズグズになってしまったり、すぐに泣く、泣き止まないなどの症状がでてきます。
3歳の頃からイヤイヤ期があると、延長ととらわれてしまいがちですが、3歳児のイヤイヤ期とはまた心の状態も違ってくるのが特徴です。
また4歳といえども、まだ自分の気持ちをちゃんと言葉にすることが難しく、感情の持っていく場所がないため泣いてしまう子供もいます。



自己主張というか、泣くことで自分を表現しているということですね。
すぐに泣いてしまうという子には、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な子が多いです。
泣いたら大人に相手にしてもらえる、自分に注目してもらえると思って、自己表現として泣いているのかもしれません。
4歳の子供がすぐに泣く場合の対処法は?


子供がすぐに泣いてしまうと、親はイライラしてしまいますよね。
『また泣いて!』『泣いたらどうにかなるって思ってるんでしょ!』
そんな気持ちになってしまうのも仕方ありません。
けれど泣いている子供には、そんなことを言っても何の効果もありません。



まずは親が一息つける習慣をつけましょう。
なかなか日々のことなので難しいのは凄く凄く共感します!私も完璧にできていた訳ではありません!
でも、頭の片隅に気を付けようと思っておくだけでも違ってきます。
親まで感情的になったり、イライラしてしまう気持ちがあるのは悪いことではない。ということも分かってくださいね。
それを踏まえた上で、冷静になりましょう。
子供が泣いている時は感情が高まっている状態。
親がごちゃごちゃ言っても耳に入っていません。
それで「こっちの話聞いてる!?」と更にイライラしてしまっては悪循環に陥ります。
まずは子どもが泣き止むのを待ちましょう。
一通り泣いて落ち着いたら、それから「これが嫌だったんだね?」「泣いてるだけじゃどうしてほしいのか分からないよ」と伝えてあげてください。



子供の気持ちを代弁してあげるということがポイント。
言葉で伝える練習だと思い、接してあげましょう。
またすぐに泣く子を泣かないようにしたいなら、泣きそうになるタイミングで先に子供の気持ちを代わりに代弁してあげるのが効果的です。
『これが嫌だったんだよね?』『おもちゃ買ってほしいんだよね?』と、子供が泣くことで表現しようとしている気持ちを言葉にしてあげましょう。
そのうえで、ダメなことはもちろんダメと言わなくてはいけませんが、まずは子供の気持ちを汲んであげることが大切です。
気持ちを分かってもらえている、自分がぶつけたかった気持ちを知ってくれている、そう感じるだけで子供が泣かずに我慢できるようになってきます。
子供が泣きそうになったら気をそらすために、お菓子をだしたり別のおもちゃを与えたりするのもその場しのぎにはなりますが、子供がすぐ泣く改善策にはなりません。
まずはどうして子供がすぐに泣いてしまうのか、その理由を考えて先回りをしてあげるのが効果的です。
4歳の子供が泣き止まないのはなぜ?もしかしたら試しているかも?


一度泣き出したらなかなか止まらない。ずっとグズグズモード。
何で?とママもイライラしてしまうこの時期。
子供は親の愛情をはかろうとしていることもあります。
一方、インターネットなどで検索すると「親の愛情不足」「子供の精神不安」などネガティブなワードも沢山出てきます。



そんなことが出てきたら、さすがに私も落ち込んじゃいます…
検索結果で更に不安になったり、自己嫌悪に感じるママも少なくないのが現実。
でも、これだけは言わせてほしいです。
どれだけ愛情を注いでいても、泣く子は泣きます。
愛情不足だけが答えではありません。
悩んだり不安に思ったことがあるママは絶対自分のせいにしないこと!



愛情が足りないのではなく、確かめたいんだと思いましょう。
親を困らせたくてずっと泣いていたり、わざと悪いことをしてみたりするのではなく、「こんな自分でも愛してもらえるのか」と試していることもあります。
悪いことをしたら「ダメ」と教えていくのはもちろんのことですが、叱ることと褒めること、抱きしめることのメリハリをつけていきましょう。
4歳の子供が泣き止まない場合の対処法は?


落ち着くまでぎゅっと抱きしめてあげる。時には抱っこしてあげる。
何をやっても泣き止まない。
声をかけると更にヒートアップしてしまう。
そんな場合は一度子供と距離をおいてあげてください。
4歳くらいの子供は言葉の理解もできているので「落ち着いたら話きくからね」とその場を離れましょう。
ママや誰かが近くにいると、わかってほしい!何とかしてほしい!と余計にずっと泣き続けてしまいます。
少し距離を置くことで、少し子供に考える時間も与えてあげましょう。



子供もひとりで気が済むだけ泣けば、冷静になって少しずつ落ち着いてきます。
泣き疲れて寝てしまうなんてこともあるかもしれませんが、それはそれでいいんです。
家での場合はよくても、お店でそうなってしまった…なんて時はずっと見守っていることも辛いですよね。
なのでそんな場合の最終手段として、担いでその場を去るのも一つの手です。
人があまりいない場所や車など、落ち着ける場所まで連れて行きましょう。
辛抱強く繰り返していくことで落ち着いてくる日は来ます。
一生泣き続ける子なんていない。今が頑張り時です!
ママが少し気持ちを落ち着かせて接することで、少しずつ変わってきますよ。
最後に悩めるママへ
子育てに100%の正解は、残念ながらありません。
こうした方がいい。と言われてきた子育ての仕方も、時代と共に変わってきたり、昔はこうだった。とおばあちゃんに言われても、今は違う。なんてことも多々あります。



すぐに泣く子を「甘やかしてるからでしょ」と考える人も残念ながらいます。
でも、そんな他人の意見に悩まないで。
目の前にいる我が子の成長を長い目で見て見守ってあげてください。
一日一日が格闘に感じることもありますが、過ぎてしまえばいつも、「そんなことあったね~」「お姉ちゃんも昔はそうだったよ~」なんて思う日々。
4歳は大変な時期だけど、いろいろとお話もできるようになってとっても可愛い時期なんです!
子育てに悩みすぎず、ママも楽しく過ごしてくださいね!
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